春は出会いと別れの季節・・・
会社でも人事異動があったり、新入社員が入ってきたりしますよね。
ついに、私にも『後輩』と呼べる存在ができる♪・・・と期待していてやってきた新人が、とんでもなく「できる人間」だったら!?
ちょ、ちょっと待ってよ!
「あらあら、新人さんは仕方ないわね〜」って先輩風吹かせたいのに~、なんで私の方が、「先輩、ここ直しときました!」なんて言われなきゃなんないわけ!?(泣)
新人ひとりのために心がざわつき始めます。
新人のことが気になって、「私のことバカにしてる!?」と、疑心暗鬼になったり、「社内での私の座を奪う気じゃあ…」と、被害妄想にかられてしまったり…。
でも、冷静になって客観的に考えれば、「決してそんなことはない、自分は自分なんだ」と落ち着きを取り戻すことができます。
ご安心あれ!突如現れた新人の存在に惑わされず、自分に自信が持てるようになる「セルフメンタルケア」を、以下でたっぷりご紹介します!
できる新人への止まらない嫉妬
Aさん、頼むよ!
Aさんも、昔はこうだったのにな〜
新人が配属された日から、私の人生は変わってしまった・・・今までは私が一番若かったのに・・・
新人さ〜ん
新人が現れてから、私の仕事は減ってしまった・・・あいつが、私の仕事もポジションも奪っていく・・・みんなして、「新人さん、新人さん」って・・なによ、なによ~~~(泣)
えーと・・・
Aさんは新人さんが憎ったらしくて仕方ないようです。
これに似たような経験、ありませんか?
社会人なら、職場に新人が配属されたときに、少なからず同じようなことを感じると思います。上の例は、ちょっと大げさですけどね(笑)
新人が入ってくると、上司も先輩も新人のことが気になります。大して用もないのに話しかけたり、雑務を頼んだり・・・パンダの赤ちゃんと同じで、珍しいから注目されるのです。
しかし新人の場合は、
「注目を集めている」=「好かれている」
というわけではありません。そこは、パンダの赤ちゃんとは大きく違いますね!
新人を妬んでしまう心理は、赤ちゃん返りに似ています。
今までひとりっ子だったのに、下の子が生まれ、お母さんを奪われたような気になってしまう・・・まさに、あれと同じ!
少し冷静になれば、新人がチヤホヤされていても「新人だから、仕方ないな」と割り切れるようになります。
こんな問いにも素直に「そうですね〜」と同調できるようになれますから~ご安心下さい(笑)
これって嫉妬?気になって仕方ない…新人の動向あれこれ
- 新人が、上司や先輩に取り入っているように見えてしまう
- 新人のやることが、自分への当てつけのような気がする
- 新人のあいさつが、爽やかすぎて気に入らない
- 新人が上司や先輩に褒められているのを見ると、イライラする
・・・上記を見て、どう思いますか?
「うんうん、そうそう。私の思ってることは、これなのよ!」
でも…確かにそうなんだけど・・・あらためて見返してみると私って・・・性格ブス!?
性格ブスとまではいかなくても、ちょっと大人気ない印象を受けてしまいますよね。
ではどうすればこのような考えを起こさなくて済むようになるのでしょうか?
できる新人に嫉妬してしまうのはこんな理由
新人のことを「嫌いな人間なのか」と聞かれたら・・・答えは「NO」!
なのに、ついついツンケンしてしまったり、必要以上にキツく当たってしまったり・・・ふと我に返ったときに「私ってこんな人間だったっけ!?」と自己嫌悪に陥ったり・・・
そう思うと、キラキラしてる新人の存在が余計に妬ましく思えて、また当たり散らしてしまうという悪循環。
新人のことも悪く思いたくないし、こんな自分もどうにかしたいんだけど、いざその場になると…やっぱりトゲのある接し方しかできなーい(泣)
う〜ん。そもそも、なんで新人のことが気に入らないんでしょうか?考えられる要因を探ってみましょう。
こんなところが妬ましい!新人が持っているキラキラポイント
- 若くてフレッシュ!自分には無い、初々しさがある
- 新人だから…ちょっとのミスは許されちゃう!
- 職場のみんなから、よく声を掛けられてる!必要以上に、目を掛けられてるのが羨ましい
私も、昔はそうだったのに・・・なんて嘆く必要はありません!
上記の特徴は、新人なら誰もが当てはまります。言い換えると、あなたの職場の新人が特別なわけではありません。
『できる新人』となると、周りも大げさに褒め立てたり、もてはやしたりします。そうするとなおさら、新人だけが特別扱いされているような錯覚に陥ってしまいます・・・が、そうではありません。
自分には無いものを持っている人のことを妬んでしまうのは、人間なら少なからずあることです。
「新人に嫉妬ばかりして・・・私って嫌なやつ」と、自分を責めることはないのです。
できる新人へのイライラを解消!嫉妬心を抑える方法
「新人にキツくあたるのをやめたい!良い先輩になりたい!」
そう考えている時点で、あなたはとても心優しい方です。自信を持っていいですよ♪
新人に対する嫉妬は、大きく分けて次の2つからくるものです。
- 自分には無い、キラキラを持っている新人に対する妬み
- 自分の仕事や居場所を新人に奪われるのではないか・・・という不安
今までは「なんとなく」目の敵にしてしまっていた新人に対する思い・・・なぜ嫉妬してしまうのかがわかったら、あとは心の持ちようです!
原因と対処法がわかれば、「な〜んだ、新人がなにをしていようと、私には関係ないじゃない!」と気楽に捉えることができます。
気持ちが軽くなる秘訣はこちら!
これさえ掴めば、心がスッと軽くなる♪セルフメンタルケア
- 「新人は新人」「私は私」待遇を比較するのでは無く「新人だから、仕方ないよね〜」と寛大な気持ちで見守るスタンスを取る
- 「新人が私の仕事を奪っていく」では無く「私が次のステージに行くために、新人に仕事を譲った」と考える
- 「新人なのに仕事ができる」=「悔しい」をバネにして「私も頑張ろう!」に変える
- 今まで培ってきた経験は新人には無いもの。「私には経験があるから大丈夫!」と自信を持つ
- 私にしかできないことがある!自分の必要性を自己肯定することで、他人の評価が気にならなくなる
いかがでしょうか?
自分と新人を同じ土俵に並べていると、いつまで経っても細かいことが気になってしまうのです。いちいち比較しても疲れるだけ!いいことはないですから、比較するのはやめましょう。
また、新人は新人で、必死に職場での居場所作りをしているはずです。しかし、これはあなたの居場所を奪おうとするものではありません。
新人がきたということは、あなた自身も「次のステージへ進む時がきた」ということです。
自信を持って「次のステージ」へ進んでいって下さい。
まとめ
「ふんふ〜ん、新人がコピーしてくれるから楽だわ〜。」
「電話もちゃんと出てくれるし。もう新人に任せても大丈夫だから、私は私の仕事をしようっと!」
「ん?また先輩が新人のこと構ってる・・・ま、いいや。新人だから仕方ないわ。」
「あ、課長が新人を褒めてるわ・・・新人も頑張ってるんだな。私も頑張ろっ。」
「おっと、もうお昼だわ!お〜い新人ちゃ~ん!ご飯食べに行かない〜?」
自分に自信が持てれば、新人のことが気にならなくなります。
比較するのをやめるだけで、気持ちが格段に軽くなりませんか?
すぐに気持ちの切り替えができなかったとしても・・・「比較しない!私は私!」と自分に言い聞かせていれば、やがて気にならなくなっていきます。
これで自分自身を取り戻し、新人にトゲトゲしなくて済むようになりますよ!めでたし、めでたし。
最後に、この記事を読んだ新入社員のみなさん!
もしこんな先輩が身近にいたとしても、決して「嫌なやつ」と思わないで下さいね〜。
先輩は先輩なりに頑張っていて、ちょっと余裕がないだけなのかもしれないからね〜。