年賀状を友達や親戚などに出す場合は、そんなにマナーを気にせずに気楽に書けるんですが、会社の上司に年賀状を出す場合、失礼がないように書くのは難しいですよね?
マナーを知らずに失礼な年賀状を出してしまうと、上司からの評価も下がってしまいます。
かと言って、ガチガチの機械のような文面では、貰っても嬉しく思わないでしょうね^^;
ここでは、上司があなたから年賀状を貰って嬉しくなり、あなたの評価が上がるような一言添えをご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
目上の人に書く時の最低限のマナー
年賀状にはいくつかのマナーがあり、これを守っていないと相手方に大変失礼になってしまいます。
ここでは、年賀状を目上の人に書く時の最低限守るべきマナーはどのようなことがあるのか見ていきましょう。
賀詞の使い方
目上の人には四文字の賀詞を使う
『謹賀新年』や『恭賀新年』といった四文字の賀詞を使いましょう。
『謹賀新年』⇒謹んで新年をお祝い申し上げます
『恭賀新年』⇒うやうやしく新年をお祝い申し上げます
『謹』や『恭』など、相手への敬意と丁寧な気持ちを表す語が入ることで、礼儀をわきまえた敬語の挨拶になります。
『恭しい』⇒相手を敬って、礼儀正しく振る舞うさま。丁重なさま。
よく使われている漢字一文字の『寿』『賀』や、漢字二文字の『賀正』や『迎春』などは、“おめでたい” “お祝い”といった意味があるだけで、相手への敬意や丁寧さなどは含まれていないため、目上の人に書く場合はマナー違反なので、使わないほうが良いでしょう。
添え書きは句読点を付けない
『、』『。』などの句読点を使うのはマナー違反です。
句読点には ”切れる”や”終わる” という意味合いもあります。年初めのご挨拶で「区切りをつけないため」にも句読点は使わないほうが良いでしょう。
どーしても読みづらい時は、改行するか余白を空けるなど工夫をしましょう。
忌み言葉は使わない
縁起の良くない事を連想させるような言葉は使わないようにしましょう。
例:『去る』『滅びる』『衰える』『枯れる』『病む』『失う』『絶える』『破れる』『倒れる』『死』『壊れる』『傾く』『落ちる』『別れる』…など。
よく使ってしまいがちなのが『去年』という単語です。『去』には、“去る”や“離れる”といった意味があるので、『昨年』や『旧年』という単語を使うように気をつけましょう。
一言添えは手書きで本人が書く
字が汚い、うまく書けない、といった理由で本人が書かずに他の人(親・兄弟・妻など)に書いてもらうのは絶対にやってはいけません!
あなたが心を込めて書いた一言なら、字が汚かろうが貰った相手には気持ちが伝わるので、必ず本人が書きましょう。
書き損じてしまっても大丈夫!その場合は、郵便局で新しい年賀はがきと交換してもらえますよ♪
参考記事
書き損じても新しい年賀状に交換できる?期限や手数料は?
上司からの評価が上がる一言添えとは
上司への感謝を伝える一言例
感謝の気持ちが入っていると、上司は「あなたに指導してきたことが間違ってなかった」「良かった」という満足感が得られるので、感謝の気持ちは入れるほうが良いでしょう。
【自然な感じ】
・昨年は親身なご指導をしていただきありがとうございます
・いつも相談に乗って下さり的確なアドバイスありがとうございます
・昨年は大変お世話になり感謝の気持ちでいっぱいです
など。
【堅いバージョン】
・旧年中は何かとご指導いただき厚く御礼申し上げます
・昨年は格別のご厚情を賜り心より御礼を申し上げます
・昨年中のご厚情に感謝いたします
など。
抱負を入れた一言例
心構えや頑張る!という前向きな姿勢をみせることができるので、アピールポイントになります。「やる気」を見せることで、上司からの評価も良くなりますよ♪
・今年は目標を明確に定め積極的に業務にあたりたいと思います。
・昨年していただいたご指導を活かせるように努めていきます
・これまでのご指導をさらに活かせるよう努めてまいります。
など。
具体的な一言を入れる例
今自分が関わっている仕事に関することや、仕事で教わっていること、上司にアドバイスを貰ったり、助けてもらったことなど、具体的な言葉を入れることで、よりいっそう親近感が湧きますます。
【例】
・○○プロジェクトでは期待に添えるよう全力で頑張ります
・○○の件ではアドバイスをしていただきありがとうございました
など。
共通の趣味を入れる
もし、共通の趣味(ゴルフ・釣り・音楽・旅行・車やバイク・コレクション…など)があれば、そのことを入れるとさらに親近感が湧くので、入れてみても良いでしょう。
※ただし、仕事への意気込みを見せるのであれば、共通の趣味を入れるのはあまりよろしくありませんが、共通の趣味を入れることで、上司がより親近感を抱いてくれるなら、入れても良いでしょう。
まとめ
上司に出す年賀状だからといって、機械的な文章を書くより、人間味のある “あなたらしい” 一言を添えたほうが、貰った上司も嬉しいだろうし、気持ちがこもっているので、評価も高くなるでしょう。
最低限、失礼のないようマナーは守り、“あなたらしい”一言を添えてみてくださいね^^