夜中に寝返りをうとうとすると、首から背中の肩甲骨らへんにかけて激痛が走り、寝返りができないぐらい痛くて苦しくなることってありませんか?
首だけなら「寝違えだ」と思うんですが、「背中の痛みってなに?」って最初思いますよね。
私も最初、首というより背中の肩甲骨の中らへんが痛かったので、寝違えだとは思いませんでした。
しかし、調べてみると、首の寝違えと背中の寝違えの原因はほとんど一緒だということ、治し方も共通することが多いということが分かりました。
ここでは、私の体験した寝違えをもとにして、寝違えの原因や前兆、効果のある治し方や、対策方法などをご紹介します。
背中の寝違えの原因と前兆
寝違えの原因
寝違えが起こる原因としては、
- 筋肉・腱の炎症
- 脇の下の神経の長時間の圧迫
- 内臓の疲れ
などがあるみたいです。
細かい説明は割愛しますが、ようするに、
疲れが溜まっている時に、寝返りをうつ回数が減ってしまうので、筋肉や腱に過度な力がかかったままになってしまって、炎症を起こしてしまう。
ということです。
私の場合、背中が寝違えた原因は3つ考えられました。
- 身体に疲労がたまっていた
(仕事上、下をむいて仕事をすることが多いので、首や背中に疲れが溜まりやすく、意識してストレッチなどをしないと筋肉が硬くなってしまう) - 季節の変わり目で、体が疲れていた(夏から秋、秋から冬と、どんどん寒くなっていくにつれて、体の体温調整機能がおとろえてしまい、どんどん疲れが溜まってしまっていた)
- 体の動きを制限するようなものを着ていた(布団だけでは寒いので、ユニクロのダウンベスト着て寝たことにより、寝返りをうつ時に肩が引っかかってしまい、ちゃんと寝返りができていなかった)
寝違えの前兆
私の場合、いつも背中が寝違え状態になる前に、そろそろ来るな!っていう前兆があります。
この前兆があってから、とくに気をつけて寝違え対策をしていたら、ほとんどの場合大丈夫なんですが、そのまま何も対策をしないと、私の場合100%近い確率で背中の寝違えになってしまいます。
前兆としては、
- 左の脇腹あたりに違和感がある
- 左手を前に伸ばすと力が抜けるような感覚
- 寝るときに、変に力が入っていることが多い
- 首が回りにくい感覚があった
このように、普段と違う感覚が、首・脇・背中にある場合は、疲れが溜まっている可能性があるので、寝違える可能性大と思っていたほうがいいでしょうね、
背中の寝違えの治し方
ストレッチで治す
寝違えによく効くと言われているストレッチ方法のひとつとして、『ゴッドハンド輝』という漫画でやっていたストレッチ方法があります。
そのストレッチでは、脇の下の圧迫された神経をほぐすことで、寝違えを治すことができるらしいです。
【ゴッドハンド輝の寝違えの直し方】
実際に私もこのストレッチをしてみました。
確かにストレッチをやった後は、固まっていた筋肉が伸びて楽になります。軽い寝違え程度なら、このストレッチだけで治りそうです。しかし、私の場合、寝違えの症状が酷いので、「確かに楽にはなるけど…」というのが正直な感想です。
ただ、やらないよりかはやるほうが断然、痛みがマシになるので、このストレッチは覚えておいて損はないです。
あと、【ラジオ体操第一】もストレッチ効果が高いので、軽くでも腕を動かせる場合はやってみると楽になりますよ。
病院に行く
痛すぎてまともに生活もできない!という時は、整形外科で痛み止めの注射を打ってもらう!という方法があります。
電気を当ててもらったり、炎症を抑えるための湿布も処方されますので、「注射がイヤだ!」という方でも、いちど病院で先生に相談してみるのもいいですね。
もし、痛みがぜんぜん治らない時や、他の場所まで痛みが広がっている場合は、寝違え以外の病気の可能性もあるので、病院に行ってちゃんと検査を受けることをおすすめします。
起き上がれない程の激痛でも治るの?
寝ているときは起き上がれない程の激痛でも、起きてからは痛いなりにも動いていると、身体が温もってきて筋肉がほぐれてくるので少しはマシになってきます。
ストレッチをしても、病院に行っても、マッサージをしても、マシにはなりますが、治るということはありません。
安静にしていれば、数日~1週間ぐらいで治るんですが、仕事がある以上、安静にすることはほとんどできないので、酷くならないように対策をしなければいけません。
寝違えを酷くしないための対策
背中の寝違えになってしまってから、これ以上痛みが酷くならないようにするために、私が気をつけていることです。
- 頭を前に下げると首と背中の筋肉に負担がかかるので、できるだけ頭は下げないようにする
- 猫背になると背中の筋肉が引っ張られるような感覚があるので、胸を張って背筋を伸ばすよう意識する
- 意識して肩甲骨周りのストレッチをする
- 寝るときは身体が動きやすいようにストレッチ素材のスウェットで寝る
- 首や肩を冷やさないようにする
- 寝るときに足が寒くてなかなか体が温まらないので、足を温めるために湯たんぽを使う
起きている時は意識して対策できるんですが、寝ている時は意識がないので、無意識に寝違えが酷くなるようなことは避けないといけません。
とくに気をつけていることは、
- 寝返りしやすいストレッチ素材のスウェットで寝る
- 湯たんぽを使って足を温める
ということをしています。
スウェットは、スポーツメーカーのものがいいですね。動きやすいしかっこいいし。
湯たんぽは、いちいちお湯を入れるのがめんどくさいので、充電式のものを使っています。
まとめ
今回は背中の寝違えについて書きました。
ポイント
- 身体が疲れている時になりやすい
- 寝違えはすぐに治らない
- 予防としてこまめにストレッチをする
- 窮屈なパジャマで寝ない
- 足元を温かくして寝る
ということです。
辛い寝違えにならないように、できる対策はしておきましょうね。