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謝礼・寸志の領収書テンプレート|地域行事・講師依頼で使える書き方と記入例

KAZU

2年間自治会長を務め、役員会や地域行事での挨拶を多数経験。

実はわたし自身、人前で話すのが得意ではなく、いつも挨拶に悩んでいました。
だからこそ「短く・わかりやすく・安心して話せる」文例をまとめています。

同じように困っている方に、少しでも役立ててもらえれば嬉しいです。

地域行事で講師や協力者に「謝礼」や「寸志」を渡したあと、「領収書ってどう書けばいい?」と迷うことはありませんか。

自治会会計では、金額の大小にかかわらず領収書が必要です。
この記事では、「謝礼」「寸志」「お心付け」などの違いに応じた正しい但し書きの書き方と、すぐ使えるWord/PDFテンプレートを紹介します。

会計担当者が迷わず処理できるよう、記入例付きで解説しています。

用途別の但し書き例|「謝礼」「寸志」「お心付け」の書き分け

領収書の「但し書き」は、お金を渡した目的を簡潔に書くのが基本です。
「謝礼」「寸志」「お心付け」などの言葉に迷ったときは、下の表を参考にしてみてください。

用途・シーン但し書きの書き方例補足・注意点
講師を招いた行事(講演会・講習会など)講師謝礼として最も一般的な書き方。講師名を入れてもOK。
地域行事の協力者・出演者へのお礼行事協力への寸志として感謝を表す場合。「謝礼」と書いても問題なし。
ボランティア・無償協力へのお礼活動協力のお心付けとして「お心付け」でも良いが、会計上は「謝礼」と統一しても可。
神事や式典などの奉仕者へのお礼奉仕謝礼として神主・僧侶など宗教関係の行事で使用。
物品提供など実費補助実費弁償として謝礼ではなく経費補填の場合はこちら。

ポイント

  • 「お心付け」は現場ではよく使われますが、会計上は「謝礼」として処理する方が明確です。
  • 迷ったら「〜への謝礼として」と書いておけばまず問題ありません。

領収書テンプレート(Word/PDF)

地域行事や講師依頼で使える3種類の領収書テンプレートを用意しました。
A4サイズで印刷しやすく、自治会会計でも使いやすいレイアウトになっています。
Word版は入力欄を直接編集でき、PDF版(汎用タイプ)は印刷して手書きでも利用できます。

① 礼文入りタイプ(2枚構成)

PDF版(汎用タイプ)

PDF版をダウンロード

「このたびはご協力いただき誠にありがとうございました。」の一文入りで、講師謝礼や行事協力など、丁寧さを重視したい場面におすすめです。
A4に2枚配置されており、印刷して切り分けて使えます。

② シンプルタイプ(4枚構成)

PDF版(汎用タイプ)

PDF版をダウンロード

あいさつ文を省いた実務向けデザイン。
「上記金額を領収しました。」までの最小構成で、イベントや物品購入などの一般支出にも使いやすい形式です。
A4に4枚入りで、印刷コストも抑えられます。

③ ナンバー管理タイプ(3枚構成)

PDF版(汎用タイプ)

PDF版をダウンロード

「発行日」「No.」欄付きで、会計監査や連番管理が必要な自治会・団体向けの形式です。
A4に3枚構成で、通し番号を手書きまたは入力で管理できます。

ポイント

  • 印鑑は認印で十分です。署名があれば押印なしでも可。
  • 会計処理の都合でコピーを取って保存しておくと安心です。
  • 領収書番号を付ける場合は、会計帳簿と対応させておくと監査時に便利です。
テンプレ種類Word版PDF版
礼文入りタイプ⬇️Word版をダウンロード⬇️PDF版をダウンロード
シンプルタイプ⬇️Word版をダウンロード⬇️PDF版をダウンロード
ナンバー管理タイプ⬇️Word版をダウンロード⬇️PDF版をダウンロード

会計処理上の注意点|領収書を確実に残すために

領収書は、支出を証明する正式な会計書類です。
渡した金額が少額でも、監査や次年度の引き継ぎのために必ず残しておきましょう。

よくあるミスと対策

よくあるケース問題点対策
領収書をもらい忘れた会計帳簿と証憑が合わない渡す前に必ず「領収書をお願いします」と伝える
相手が領収書を発行できない個人の場合によくある自治会側で「受領書」を作成して署名してもらう
金額が異なる書き間違いや桁違い領収前に金額を口頭で確認し、控えを取る
印鑑が押されていない証憑として不完全署名があれば代用可だが、原則は押印を依頼
領収書の保管忘れ監査時に証明できない会計年度ごとに「支出ファイル」を作成して整理

ポイント

  • 手書きでもExcelでも、日付・金額・宛名・但し書き・署名(印)がそろっていれば有効です。
  • 「領収書なし支出」は監査で最も指摘されやすい項目です。
  • 特に講師謝礼・行事協力金などは、その場でサインをもらう習慣をつけるのが安心です。

まとめ

「謝礼」や「寸志」を渡すときは、気持ちを形にするだけでなく、会計の記録としてもきちんと残すことが大切です。

領収書を正しく発行・保管しておけば、後から「誰に・いくら渡したか」が明確になり、監査や引き継ぎもスムーズです。

マナーとして丁寧に、会計として正確に。
その両方を整えることが、地域活動を安心して続ける一番の近道です。

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2年間自治会長を務め、役員会や地域行事での挨拶を多数経験。

実はわたし自身、人前で話すのが得意ではなく、いつも挨拶に悩んでいました。
だからこそ「短く・わかりやすく・安心して話せる」文例をまとめています。

同じように困っている方に、少しでも役立ててもらえれば嬉しいです。

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