きれいなお雛様に日本の文化を感じることができます。
しかし、ひな祭りを楽しんだあとは片づけが待っているんですよね~。
・・・これが結構厄介^^;
「早めに片づけないとお嫁に行けない」
という言葉があるように、お雛様は出しっぱなしにすると、“婚期が遅れる”というふうに昔からいわれています。
なので早めに片付けたいんですが、意外と大きな雛人形…。どうやって収納するのが一番ベストなのか気になりませんか?
「もともと入っていたダンボールで大丈夫?」
「専用のケースを買った方が良いのかな?」
ダンボール・専用ケース・衣装ケース・・・。
それぞれ、収納する場所や環境により、メリット・デメリットがあるので、何も考えずに選んでしまうと 、雛人形を痛めてしまうことになるかもしれません…。
しかし、保存方法を正しくすることで、何年…何十年先、自分の子供が親になるまで、きれいな状態で保存することができるんです。
今回は、お雛様を収納するための方法(収納アイテム)や、保管する際に気をつけないといけないポイントなどをご紹介したいと思います。
お雛様の収納はダンボールでも大丈夫?
お雛様を買ったときはダンボールに入っていますよね。それをそのまま収納に使うと、サイズもピッタリで片づけやすいです。
買った時に入っていたダンボールに収納している方って、結構多いのです。
私が毎年だしてもらっていたお雛様もダンボールでした。
しかし本当にダンボールで良いのか。
まずはダンボールを使うメリットとデメリットを比べてみましょう!デメリットは可能性として考えてください。
メリット
- 追加で収納ケースを買わなくて良い分、お金がかからない
- サイズがピッタリ収まる
デメリット
- 湿気に弱くボロボロになる
- 虫が湧く
- 落としてしまうと、人形が壊れてしまう
メリットで得られることも大きいですが、デメリットが目立ってしまいます。
ダンボールの耐久性って、素晴らしいです。しかし、水に弱いのが欠点です。
一年に一度のイベントなので、なかなか普段は出さないですよね。
そのため奥にしまっていると、ダンボールに湿気が溜まりやすいのです。その湿気によって虫も発生してしまいます。
対策としてはダンボールで収納する時には、防虫剤や湿気取りをこまめに変えましょう!
お雛様の収納方法はこれで決まり!
せっかくのお雛様ですから、きれいな状態で保ちたいですよね!
そこでオススメなのが、桐の衣装ケースです!
「高そう…」だと思うかもしれませんが、実際良いお値段します。
高いのは桐の特性にあります。桐は本来着物や和物を保管するのに最適なものです。
湿気にも強く、虫を寄せ付けない効果もあります。
桐の収納ケースであれば、お手入れ次第で一生使うことができます。
インターネットでも手軽に購入することができます。
プラスチック製の衣装ケースに保管するという方法もあります。
プラスチック製はこもった湿気を上手く逃がすことができずに、人形にシミがついてしまう可能性があるので注意が必要!
洋服の場合も同じで、定期的な空気の入れ替えやケースを開けて天日干しすると効果的です。
※どの方法を選んでも、防虫剤や湿気取りは一緒に使うことをオススメします。
お雛様を保管する時の注意点
お雛様を片づける時に!注意してほしいことがあります。
皮脂やほこり
人形や外のガラスに手垢やほこりがついたまま片づけてしまう。
人の皮脂は油なため、それを栄養分にカビや汚れが溜まります。きれいに拭き上げてから片づけましょう。
人形への圧迫
ケースに収納したときに人形がつぶれてしまったままだと、元の形に戻りません。
隙間に緩衝材を入れるなど工夫をして、人形同士がぶつからないよう工夫をしましょう。
湿気
湿気は雨の日に強くなります。
収納する日は雨の日を避け、節句が終わったら早めに収納しましょう。
収納場所
湿気が溜まりにくい場所が一番です。湿気は下の方にたまりやすい傾向があります。クローゼットや押し入れだと、上の方に収納すると良いでしょう。
まとめ
- 湿気が溜まらないように換気をする
- しまう前に拭き上げる
- 防虫剤や湿気取りを併用する
- 天井に近い場所に収納する
以上がお雛様の収納に関する紹介でした。