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ひなまつり本来の意味や由来!雛人形を飾ると良縁に恵まれる時期とは

お正月が終わってしばらくすると、デパートやスーパーに並び始める雛人形。

綺麗なお人形を見て「これが欲しい!」と子供にねだられる姿も目にするようになります。

心の成長が早いと言われる女の子の疑問…、質問はなかなか手ごわいですよね。^^;

私も娘に、

「お雛様ってなんでかざるの?」
「幼稚園でもう飾ったよ!どうしておうちではまだ飾らないの?」

など、ひなまつりの時期になるといろいろ聞かれましたが、あまり良くわかっていなかった私は上手く答えられませんでした…。

翌日、幼稚園で

「ママはお雛様のことよく知らないって~!」

と言いふらされるハメに・・・。

そんな私のようにならないために!
子供に聞かれてもバシっと答えられるよう、ひなまつりや雛人形の意味や由来、ひな人形を飾る本来の時期など、基本的なことなんだけど、みんな知らないことをお話したいと思います!

 

 

ひなまつりの意味と由来

まず、ひなまつりとはなんのお祭りかわかりますか?

私も『桃の節句』、『女の子の節句』という認識しかありませんでした。
小さなお子さんに説明するならばそれでも良いかもしれませんが、せっかくなのできちんとした意味と由来を説明したいと思います。

ひなまつりの由来として有名なのが、『上巳の節句』です。

これは「じょうしのせっく」と読み、もともとは年齢や男女関係なく、3月上旬に草や藁で作った人形(ひとがた)で体を撫で、穢れを移し、健康を祈って災厄を祓うことを目的とした農村儀礼でした。

平安時代の頃からそのように穢を移した人形を川に流していましたが、江戸時代になると川が汚れるという理由から流すことができなくなり、現在のようにひな壇に飾る形になったと言われています。

そして同じ頃、それまで日付が変動していた上巳の節句を三月三日と定め、さらに人形を飾ることから、この日を女の子の日と決めたのです。

ひなまつりは「女の子の成長と幸せを願う日」として定着していますが、もともとは老若男女関係なく、皆の健康や幸せを願う行事だったのです。

 

雛人形の由来とは?

では、雛人形の由来とはなんでしょうか?

これもまた平安時代のお話になりますが、当時平安貴族の10歳くらいまでの子女が、人形(ひとがた)を使い、貴族の日常生活を真似たごっこ遊びをしていたようです。

これがひなまつりの元になった「ひいな遊び」と言われています。
その時代から女の子は、人と同じような形のおもちゃでごっこ遊びをしていたのですね!

そして江戸時代になり、川に流さずに家で飾るようになってから様々な装飾がされた人形が出てくるようになりました。

また、女性が旅行や嫁入りの際に、もし災いが起きたとしてもその身代わりになってもらうように雛人形を持つことも増えたそうです。

このことから、上流階級では娘の嫁入り道具として雛人形の需要が高まるようになりました。

また、よい夫婦となるように、さらには天皇・皇后のような幸せな結婚になることを願って、現代のような男女対の雛人形が作られるようになったと言われています。

 

ひなまつりに欠かせない雛人形を飾る時期

店頭ではかなり早い時期から雛人形が飾られています。

それは販売目的のためですから当然のことですが、子供から見たら「どうしてお店では飾っているのに、おうちではまだ飾らないの?」と疑問に思うことは当然です。

綺麗なお人形ですから、1日でも早くおうちに飾りたい気持ちもわかりますよね。

では、雛人形はいつごろ飾るのがよいとされているのでしょうか?

ひなまつりは桃の節句と呼ばれるように、春の訪れを告げるお祭りの意味もありますので、雛人形は節分の翌日の立春から2月中旬頃までに飾るのがいいとされています。

その際、大安吉日にこだわる方もいますが、なかなかその日に時間があるとも限りませんよね。

それよりも、人形は湿気に弱いので天気の良い晴れた日に出してあげると良いでしょう。

他にも、「雨水」に飾ると良いと言われることもあります。
雨水とは、2月19日頃から啓蟄(けいちつ)の前までの期間で、その期間の初日が「雨水の日」です。

その雨水に飾ると「良縁に恵まれる」と言われています。
雨水と良縁の関係は諸説ありますが、雨水から草木も芽吹き、雪解け水が川に流れ始めます。そこから「良い縁が芽吹く」と考えられるようになりました。
また、水は命の源であるとされ、母と考えられていました。

これらのことから、縁起の良い雨水に雛人形を飾ることによって、子供にもそのご利益があるようにという、昔から変わらない親心があったのです。

 

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まとめ

以前は、私もひなまつりについてあまり知りませんでした。
ずっと昔からあるのは分かっていたのですが、その長い年月の間にたくさんの意味があり、膨大な情報量なのだろうと思っていたからです。

ですが、ひなまつりや雛人形に込められた願いや思いは、今も昔も変わらない、我が子を思う親の気持ちでした。
子供に聞かれたら、その思いを伝えてあげるといいのではないでしょうか

現代では住宅事情もあり、大きな段飾りを見ることは少なくなりました。
ですが、ひなまつりには立派な人形が必要なのではなく、家族みんなで、子供の成長と幸せを願いながら笑顔で雛人形を見ることが大切なのですね!

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