「会長が来られなくて、副会長として挨拶をすることになった…」
「何を言えばいいのか分からず不安」
そんな経験をする方は意外と多いです。
でも副会長挨拶は、感謝と協力依頼を短く伝えるだけで十分なんです。
この記事では、すぐに使える短い文例をパターン別にまとめました。
誰が挨拶をするのか?
副会長挨拶は、会長が不在のときや役割分担の一環として担当するケースがあります。
- 会長が欠席の場合
副会長が冒頭やまとめの挨拶を代わりに行うのが一般的です。 - 役割を分担する場合
開会は会長、閉会は副会長と分担する自治会もあります。 - 進行役がいる場合
総務部長などが開会・閉会を務め、副会長は冒頭や最後に会長の代理として挨拶することもあります。
👉 地域や役員会の決め方によって違うので、事前に確認しておくと安心です。
挨拶の型
副会長挨拶は「会長に代わって感謝・意欲・協力依頼」を短く伝えるのが基本です。
長く話す必要はなく、30秒〜1分で十分です。
基本の流れ
- 会長に代わって感謝
例:「会長に代わりまして、本日はご出席いただきありがとうございます」 - 活動への意欲や姿勢
例:「本年度も地域のために活動を進めてまいります」 - 協力依頼で締める
例:「今後ともご協力をお願いいたします」
この流れを意識すれば、場面を問わず自然な副会長挨拶になります。
挨拶文例(コピー用)
ここでは、副会長が使える短い挨拶文を紹介します。
スマホにコピーして、そのまま読んでいただいて大丈夫です。
【超シンプル型】(30秒)
「会長に代わりまして、一言ご挨拶申し上げます。
本日はお忙しい中、定期総会にご出席いただきありがとうございます。
どうぞよろしくお願いいたします。」
【標準型】(1分)
「会長に代わりまして、副会長の〇〇がご挨拶申し上げます。
本日はお忙しい中ご出席いただき、誠にありがとうございます。
本年度も地域のために役員一同、力を合わせて活動してまいります。
今後ともご理解とご協力をお願い申し上げます。」
【フォーマル型】(来賓あり)
「会長に代わりまして、ご挨拶申し上げます。
ご来賓の皆さまにおかれましては、ご多忙の中ご臨席を賜り、心より御礼申し上げます。
会員の皆さまには日頃よりご支援いただき、厚く感謝申し上げます。
今後とも地域の発展のため、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。」
【親しみ型】(和やかな雰囲気に)
「会長に代わりまして、一言ご挨拶いたします。
本日は最後までご参加いただき、ありがとうございます。
これからも地域の活動を皆さんと一緒に進めていきたいと思いますので、よろしくお願いします。」
書き方のポイント
- 「会長に代わりまして」を入れる
会長不在や代理であることを明確に伝えると、場がスムーズになります。 - 短くまとめる
30秒〜1分が理想。長く話す必要はありません。 - 感謝を第一に
「ご出席ありがとうございます」のひと言で印象が柔らかくなります。 - 意欲や姿勢を簡潔に
副会長の立場から「役員一同で協力する」と添えると安心感が増します。 - 協力依頼で締める
「今後ともよろしくお願いします」と前向きに結ぶと、自然に場が締まります。
ダメな挨拶パターン(反面教師に)
副会長挨拶は短く代理としての役割を伝えれば十分ですが、やってはいけない例もあります。
① 会長の挨拶をそのまま繰り返す
「会長が先ほど申し上げた通りですが…」と同じ内容を繰り返す
→ 無駄が多く、聞き手も退屈してしまいます。
② 自分の意見を語りすぎる
「私としてはこの活動に大きな課題を感じておりまして…」と持論を展開
→ 副会長挨拶は意見を述べる場ではなく、代理として感謝と協力依頼を伝える場です。
③ 感謝を言わずに終わる
「以上、副会長でした」
→ 事務的で冷たい印象を与えます。必ず「ありがとうございます」を入れましょう。
④ 不安を前面に出す
「急に頼まれたので何を話していいか分かりませんが…」
→ 謙虚さは大切ですが、不安をそのまま口にすると会の雰囲気が重くなります。
アレンジ例
副会長挨拶は基本の型で十分ですが、少し工夫するだけで地域の雰囲気に合わせられます。
- 季節の挨拶を入れる
例:「春の暖かさを感じる中、お集まりいただきありがとうございます」
例:「暑い中ご出席いただき、誠にありがとうございます」 - 感謝の対象を変える
例:「役員の皆さまには、準備でご尽力いただき感謝申し上げます」
例:「地域の皆さまの日頃のご協力に心より感謝いたします」 - 会長の言葉を引き継ぐ形にする
例:「会長からもお話がありましたが、本年度も役員一同力を合わせて活動してまいります」 - 行事とセットの場合
例:「清掃活動のあとでお疲れのところですが、ご参加ありがとうございます」
例:「防災訓練に続けての総会となりましたが、最後までよろしくお願いします」
まとめ
副会長挨拶は、会長に代わって 感謝・意欲・協力依頼 を伝えるだけで十分です。
押さえるべきポイントは3つ。
- 「会長に代わりまして」と一言添える
- 出席者への感謝を忘れない
- 今後の協力をお願いして前向きに締める
長いスピーチは不要で、30秒〜1分の短い挨拶が一番伝わります。
この記事の文例をそのまま使えば、急に頼まれても安心して副会長挨拶を務められますよ。