運動会に招かれた来賓として挨拶を頼まれると、
「何を話せばいいのか分からない」と悩む方は少なくありません。
この記事では、フォーマルな祝辞から、短く簡単にまとめられる文例まで紹介。
そのまま使える挨拶がきっと見つかります。
挨拶の型(運動会 来賓)
来賓挨拶は「祝辞と激励」が基本です。
次の3ステップを意識すると、短くても伝わります。
- お祝いの言葉
例:「本日は盛大に運動会が開催されますことを心よりお祝い申し上げます」 - ねぎらい・感謝
例:「開催にあたりご尽力いただいた皆さまに敬意を表します」
例:「地域の皆さまの温かいご協力に感謝いたします」 - 激励・応援の言葉
例:「選手の皆さんの健闘を祈ります」
例:「けがに気をつけて、力いっぱい楽しんでください」
難しい言葉を避け、シンプルに「お祝い → 感謝 → 激励」とまとめるのがコツです。
挨拶文例集|フォーマル(きちんと型どおり)
パターン1(自治体関係者向け)
「皆さま、おはようございます。
本日は○○地区運動会の開催、誠におめでとうございます。
このように地域の皆さまが一堂に会し、世代をこえて交流を深める機会を迎えられたことを大変うれしく思います。
本日の運動会が、参加される皆さまにとって素晴らしい思い出となりますよう祈念いたします。」
パターン2(議員・地域代表向け)
「ただいまご紹介にあずかりました、○○でございます。
○○地区運動会の盛大な開催を心よりお祝い申し上げます。
日頃から地域づくりに尽力されている役員の皆さまに深く敬意を表しますとともに、
参加者の皆さまが日頃の成果を存分に発揮されることを願っております。
本日はどうぞ最後まで楽しんでください。」
挨拶文例集|ショート(30秒でOK)
パターン1(最短シンプル)
「皆さま、本日は運動会の開催、誠におめでとうございます。
参加される皆さんのご健闘を心よりお祈りいたします。」
パターン2(感謝を添える)
「○○地区運動会の開催を心からお祝い申し上げます。
準備にあたられた役員の皆さまのご尽力に感謝いたします。
参加される皆さん、どうぞ元気いっぱい楽しんでください。」
パターン3(子どもに呼びかけ)
「運動会の開催、誠におめでとうございます。
子どもたちの一生懸命な姿を楽しみにしています。
けがに気をつけて、思いきり頑張ってください。」
挨拶文例集|くだけた(親しみやすい)
パターン1(地域を盛り上げる)
「皆さん、おはようございます!
今日は運動会で地域がひとつになる、とても素敵な日ですね。
勝っても負けても大きな声で応援して、楽しい一日にしましょう。」
パターン2(子どもたちを中心に)
「おはようございます。
今日は子どもたちが主役の運動会です。
思い切り走って、笑顔いっぱいの一日になることを願っています。」
パターン3(保護者へのねぎらい)
「今日は保護者の皆さまの応援や準備があってこそ、こうして運動会が成り立っています。
子どもたちと一緒に素晴らしい時間をつくってくださり、本当にありがとうございます。」
パターン4(ユーモアを交える)
「おはようございます!
今日は絶好の運動会日和ですね。
わたしも走りたい気持ちはありますが…足がつりそうなので応援に専念します(笑)。
皆さんもけがのないように楽しんでください!」
パターン5(地域交流を強調)
「本日はこのように大勢の皆さんと一緒に運動会を迎えられ、とても嬉しく思います。
運動を通して地域のつながりがもっと深まることを願っています。
最後まで盛り上げていきましょう!」
挨拶文例集|子ども向け(元気に・分かりやすく)
パターン1(短く元気に)
「みんな、おはようございます!
今日は力いっぱい走って、笑顔で楽しんでください。
応援しています!」
パターン2(挑戦を応援する)
「おはようございます。
運動会は自分の力をためすチャンスです。
あきらめずに最後までがんばってください!」
パターン3(楽しむことを強調)
「今日は一生懸命やることも大事ですが、楽しむことも大切です。
友だちや家族と一緒に、楽しい思い出をつくってください。
応援しています!」
アレンジのコツ
来賓挨拶は短くても「心がこもっている」ことが大切です。
以下を少し加えるだけで、自分らしい挨拶になります。
- 地域や学校の特色を入れる
例:「○○小学校の子どもたちの元気な姿を楽しみにしています」
例:「○○地区の結束力を改めて感じます」 - その日の様子に触れる
例:「今日は天候にも恵まれ、絶好の運動会日和になりました」
例:「朝早くから準備してくださった皆さんに感謝します」 - 励ましを具体的にする
例:「リレーや玉入れなど、どの競技も全力で頑張ってください」
例:「勝っても負けても思いきり楽しむことが大切です」
ダメな挨拶パターン
来賓挨拶で避けたいのは次のような話し方です。
- 長すぎる祝辞
→ 会場の雰囲気が重くなるので1分以内を目安に。 - 堅苦しい言葉ばかり
→ 難しい言葉より、シンプルな言葉の方が伝わりやすい。 - 自分の話に偏る
→ 体験談ばかりで本題からそれないように注意。
まとめ
運動会の来賓挨拶は「お祝い → 感謝 → 激励」のシンプル3ステップで十分。
長く話す必要はなく、短くても心のこもったひと言で会場は温かくなります。
この記事の文例の中から、自分の立場や雰囲気に合うものを選んで使えば安心です。