PR 行事・イベント

秋祭り「事前会議」の挨拶集|会長と進行役の役割別文例

KAZU

2年間自治会長を務め、役員会や地域行事での挨拶を多数経験。

実はわたし自身、人前で話すのが得意ではなく、いつも挨拶に悩んでいました。
だからこそ「短く・わかりやすく・安心して話せる」文例をまとめています。

同じように困っている方に、少しでも役立ててもらえれば嬉しいです。

秋祭りの実行委員会の前に行われる「事前会議」。
役員や関係者のキーマンが集まり、方向性を確認する大切な場です。

この記事では、会長と進行役の挨拶を役割ごとに整理し、すぐに使える文例をまとめました。安心して事前会議を進められるようにご活用ください。

挨拶の型(事前会議編)

事前会議は、実行委員会を円滑に進めるために、役員や関係者のキーマンが集まる場です。
細かい準備を決めるよりも、全体の方向性を共有し、次の実行委員会につなげることが目的になります。

会長の挨拶の型

  1. 季節の言葉や祭りに触れる一言
  2. 参加者への感謝の言葉
  3. 事前会議の目的を明確にする(「実行委員会をスムーズに進めるための会議です」など)
  4. 大きな方向性を提示する(「今年は安全面を特に重視していきたい」など)
  5. 協力を呼びかける

会長は「大枠の方向性」を示すのがポイントです。細部には立ち入らず、実行委員会に引き継ぐ姿勢を大切にします。

進行役の挨拶の型

  1. 会議の開会宣言(「ただいまより秋祭り事前会議を始めます」)
  2. 会長挨拶へのつなぎ(「まずは会長からご挨拶をお願いします」)
  3. 議題の流れを簡単に案内(「本日は全体方針と役割分担の方向性を確認します」)
  4. 会議をスムーズに進めるための進行

進行役は「実行委員会の下準備」という位置づけを意識し、必要最小限にとどめます。
主役はあくまで会長であることを忘れずに、会の流れを整える黒子役を意識しましょう。

開会挨拶

進行役の挨拶(導入)

それでは、ただいまより秋祭り事前会議を始めさせていただきます。
本日の議題は、実行委員会を円滑に進めるために、全体の方針や役割分担の方向性を確認することです。
まずは会長よりご挨拶をいただきたいと思います。


会長の挨拶(フォーマル)

本日はお忙しい中、事前会議にお集まりいただき誠にありがとうございます。
秋祭りを控え、私たちが力を合わせて準備を進めることが何より大切です。
この事前会議は、実行委員会を円滑に進めるための下準備の場です。
大きな方向性を確認し、委員会本番では具体的な議論に集中できるようにしたいと思います。
皆さまのご協力を賜りながら、地域にとって実りある秋祭りにしてまいりましょう。どうぞよろしくお願いいたします。

会長の挨拶(ショート)

本日はお集まりいただきありがとうございます。
この会議は実行委員会を円滑に進めるための準備の場です。
大きな方向性を確認し、次の委員会につなげていきたいと思います。よろしくお願いします。

会長の挨拶(くだけた)

今日はお忙しい中ありがとうございます。
この事前会議は、実行委員会をスムーズに進めるための打ち合わせです。
難しい話ではなく、みんなで方向性をそろえて、次の実行委員会につなげていければと思います。
気軽に意見を出し合いましょう。よろしくお願いします。

議題進行の挨拶

進行役の挨拶(議題提示)

それでは、本日の議題に移りたいと思います。
まずは全体方針について確認し、その後で役割分担や準備スケジュールの方向性を話し合えればと思います。
では、会長から基本的な方針についてご説明をお願いいたします。


会長の補足挨拶(方針提示)

ありがとうございます。
今年の秋祭りでは、特に安全面と地域の一体感を大切にしたいと考えています。
実行委員会では具体的な準備や役割を細かく詰めていきますが、この事前会議では「大きな方向性」を確認することが一番の目的です。
皆さんのご意見をいただきながら、次の実行委員会につなげていきましょう。


進行役の挨拶(切り替え)

ただいまの会長のお話を踏まえて、各担当から意見をいただきたいと思います。
まずは会場準備について、担当の方からお話をお願いします。

まとめ挨拶

会長の挨拶(方向性の再確認)

本日は活発にご意見をいただき、ありがとうございました。
今日の事前会議で確認した内容を踏まえて、次の実行委員会ではさらに具体的な議論を進めていきたいと思います。
大きな方向性が共有できたことで、準備を着実に進められると感じています。
引き続きご協力をお願いいたします。

会長の挨拶(ショート)

本日はありがとうございました。
今日の話し合いで方向性が明確になりましたので、次の実行委員会につなげていきましょう。
今後ともよろしくお願いします。


進行役の挨拶(確認と整理)

本日の会議で確認した内容は、次回の実行委員会で改めて共有いたします。
以上で本日の議題は終了とさせていただきます。

閉会挨拶

進行役の挨拶(閉会導入)

以上で本日の事前会議の議題はすべて終了いたしました。
最後に会長よりご挨拶をお願いいたします。


会長の挨拶(次回=実行委員会につなぐ)

本日はお忙しい中、事前会議にご参加いただきありがとうございました。
今日確認した内容をもとに、次回の実行委員会ではさらに具体的な準備を進めてまいります。
どうか引き続きご協力をお願いいたします。

会長の挨拶(準備を意識したバージョン)

本日はご協力いただきありがとうございました。
今回の事前会議で基本的な方向性が定まりましたので、各担当で進められる部分は少しずつ取りかかっていただければと思います。
次回の実行委員会で進捗を確認できることを期待しています。よろしくお願いします。


進行役の挨拶(締めの一言)

以上をもちまして、本日の秋祭り事前会議を終了いたします。
本日はありがとうございました。

アレンジのコツ

事前会議での挨拶は、実行委員会とは少し役割が異なります。
「方向性をそろえること」が目的であるため、細かい準備の指示ではなく、全体の流れを意識した言葉が効果的です。

会長のアレンジポイント

  • 大枠を示す
    → 「今年は安全を最優先に」「地域の交流を大切に」など、テーマを明確にすると委員会が進めやすい。
  • 細かい作業には立ち入らない
    → 細部は実行委員会に任せることで、会長の言葉が引き締まる。
  • 次への橋渡しを強調
    → 「次の実行委員会でさらに具体的に話し合いましょう」など。

進行役のアレンジポイント

  • 会長を立てる
    → 「まずは会長からご挨拶を」など、会長の存在感を前面に出す。
  • 会議の目的を意識させる
    → 「今日は全体の方向性を整理することが目的です」と明確にする。
  • 短く区切る
    → 簡潔な言葉で進めることで、会議のテンポが保たれる。

共通の工夫

  • 季節の言葉や地域性を取り入れると、場が和む。
  • 挨拶の最後は「感謝+前向きな言葉」で締めると安心感が生まれる。
  • 「今日はここまで、次回は具体的に」という流れを意識すると会議がスムーズになる。

ダメな挨拶パターン

事前会議は「実行委員会をスムーズに進めるための準備の場」です。
その目的を外れてしまうと、会議の意味が薄れてしまいます。以下のような挨拶は避けましょう。

  • 実行委員会と同じ内容を話してしまう
     例:「模擬店の配置はA班で…」
     → 細かい内容まで事前会議で決めてしまうと、本番の実行委員会で話すことがなくなってしまいます。
  • 会長が細かすぎる作業指示を出す
     例:「机はこの色のテープで止めて、コードは必ず壁沿いに…」
     → 会長は全体方針を示す役割に徹し、細かい実務は担当に任せるべきです。
  • 進行役が雑談で時間を消費する
     例:「ところで昨日のテレビ見ました?」
     → 和やかさは大切ですが、目的がぼやけると会議がだらけてしまいます。
  • 結論を急ぎすぎる
     例:「もうこれでいいですよね?決まりでいいでしょう」
     → 意見を十分に拾わないまま進めると、後の実行委員会で揉める原因になります。
  • 長すぎる挨拶
     例:「この地域の歴史を振り返りますと…」
     → 本来の議題に入れず、会議全体が遅れる要因になります。

まとめ

秋祭りの事前会議は、実行委員会を円滑に進めるための「準備の場」です。
会長は大枠の方針を示し、進行役は会の流れを整える。
この役割分担を意識するだけで、会議全体が無駄なく進みます。

  • 会長:方向性と団結を示す
  • 進行役:会長を立てつつ、必要最小限の進行

挨拶はシンプルにまとめ、「次は実行委員会で具体的に話し合いましょう」と橋渡しを意識すると効果的です。

この記事を書いた人

-行事・イベント
-,