「会長が来られなくて、副会長として挨拶をすることになった…」
「何を言えばいいのか分からず不安」
そんな経験をする方は意外と多いです。
でも副会長挨拶は、感謝と協力依頼を短く伝えるだけで十分なんです。
この記事では、すぐに使える短い文例をパターン別にまとめました。
誰が挨拶をするのか?
副会長挨拶は、会長が不在のときや役割分担の一環として担当するケースがあります。
- 会長が欠席の場合
副会長が冒頭やまとめの挨拶を代わりに行うのが一般的です。 - 役割を分担する場合
開会は会長、閉会は副会長と分担する自治会もあります。 - 進行役がいる場合
総務部長などが開会・閉会を務め、副会長は冒頭や最後に会長の代理として挨拶することもあります。
地域や役員会の決め方によって違うので、事前に確認しておくと安心です。
挨拶の型
副会長挨拶は「会長に代わって感謝・意欲・協力依頼」を短く伝えるのが基本です。
長く話す必要はなく、30秒〜1分で十分です。
基本の流れ
- 会長に代わって感謝
例:「会長に代わりまして、本日はご出席いただきありがとうございます」 - 活動への意欲や姿勢
例:「本年度も地域のために活動を進めてまいります」 - 協力依頼で締める
例:「今後ともご協力をお願いいたします」
この流れを意識すれば、場面を問わず自然な副会長挨拶になります。
副会長あいさつテンプレート(会長の代わりver)
シンプル型(約150字/約25秒)
皆さん、本日はお忙しい中お集まりいただきありがとうございます。
本日は会長に代わりまして、副会長の〇〇がご挨拶申し上げます。
日頃より自治会活動にご理解とご協力をいただき、心より感謝いたします。
短い時間ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
標準型(約250字/約45秒)
皆さん、本日は自治会総会にご出席いただき、誠にありがとうございます。
会長に代わりまして、副会長の〇〇がご挨拶いたします。
日頃より、清掃活動や行事など地域の取り組みに多大なご協力を賜り、心から感謝申し上げます。
本日は、昨年度の報告と新年度の方針について共有させていただきます。
今後も、皆さんと力を合わせて住みよい地域づくりを進めてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
フォーマル型(約320字/約55秒)
皆さま、本日はご多忙のところ〇〇自治会総会にご出席いただき、誠にありがとうございます。
本日は会長の代理として、副会長の〇〇がご挨拶申し上げます。
平素より、地域活動や行事運営に際し、格別のご理解とご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
本日は、昨年度の事業・会計報告と、今年度の計画についてご説明申し上げます。
今後も皆さまと共に、安心・安全で温かい地域づくりを目指してまいりたいと思います。
どうぞ最後までよろしくお願い申し上げます。
副会長あいさつ(親しみ型ver)
シンプル型(約150字/約25秒)
皆さん、こんにちは。副会長の〇〇です。
本日はお忙しい中、総会にお越しいただきありがとうございます。
会長の代わりに、ひとことご挨拶させていただきます。
日ごろからのご協力、本当にありがとうございます。
今日もどうぞよろしくお願いいたします。
標準型(約250字/約45秒)
皆さん、こんにちは。副会長の〇〇です。
本日は会長の代わりにご挨拶をさせていただきます。
いつも清掃や行事へのご協力、本当にありがとうございます。
こうして皆さんと顔を合わせて話せる機会があるのは、とても心強く感じています。
今日は、昨年度の活動報告と今年度の方針についてお話しします。
短い時間ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
フォーマル型(約320字/約55秒)
皆さん、こんにちは。副会長の〇〇です。
本日はお忙しい中、総会にご出席いただきありがとうございます。
会長の代理としてご挨拶させていただきます。
日ごろから、地域の行事や活動にあたたかいご協力をいただき、本当に感謝しております。
こうした集まりのたびに、皆さんのつながりの強さを感じます。
今年度も、できることを少しずつ積み重ねながら、住みやすい地域づくりを進めていきましょう。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。
書き方のポイント
- 「会長に代わりまして」を入れる
会長不在や代理であることを明確に伝えると、場がスムーズになります。 - 短くまとめる
30秒〜1分が理想。長く話す必要はありません。 - 感謝を第一に
「ご出席ありがとうございます」のひと言で印象が柔らかくなります。 - 意欲や姿勢を簡潔に
副会長の立場から「役員一同で協力する」と添えると安心感が増します。 - 協力依頼で締める
「今後ともよろしくお願いします」と前向きに結ぶと、自然に場が締まります。
ダメな挨拶パターン(反面教師に)
副会長挨拶は短く代理としての役割を伝えれば十分ですが、やってはいけない例もあります。
① 会長の挨拶をそのまま繰り返す
「会長が先ほど申し上げた通りですが…」と同じ内容を繰り返す
→ 無駄が多く、聞き手も退屈してしまいます。
② 自分の意見を語りすぎる
「私としてはこの活動に大きな課題を感じておりまして…」と持論を展開
→ 副会長挨拶は意見を述べる場ではなく、代理として感謝と協力依頼を伝える場です。
③ 感謝を言わずに終わる
「以上、副会長でした」→ 事務的で冷たい印象を与えます。必ず「ありがとうございます」を入れましょう。
④ 不安を前面に出す
「急に頼まれたので何を話していいか分かりませんが…」
→ 謙虚さは大切ですが、不安をそのまま口にすると会の雰囲気が重くなります。
アレンジ例
副会長挨拶は基本の型で十分ですが、少し工夫するだけで地域の雰囲気に合わせられます。
- 季節の挨拶を入れる
例:「春の暖かさを感じる中、お集まりいただきありがとうございます」
例:「暑い中ご出席いただき、誠にありがとうございます」 - 感謝の対象を変える
例:「役員の皆さまには、準備でご尽力いただき感謝申し上げます」
例:「地域の皆さまの日頃のご協力に心より感謝いたします」 - 会長の言葉を引き継ぐ形にする
例:「会長からもお話がありましたが、本年度も役員一同力を合わせて活動してまいります」 - 行事とセットの場合
例:「清掃活動のあとでお疲れのところですが、ご参加ありがとうございます」
例:「防災訓練に続けての総会となりましたが、最後までよろしくお願いします」
まとめ
副会長挨拶は、会長に代わって 感謝・意欲・協力依頼 を伝えるだけで十分です。
押さえるべきポイントは3つ。
- 「会長に代わりまして」と一言添える
- 出席者への感謝を忘れない
- 今後の協力をお願いして前向きに締める
長いスピーチは不要で、30秒〜1分の短い挨拶が一番伝わります。
この記事の文例をそのまま使えば、急に頼まれても安心して副会長挨拶を務められますよ。
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用途に合わせてご覧ください。
