議長挨拶は長く話す必要はありません。
選出への感謝と、議事進行への協力依頼を伝えるだけで十分です。
この記事では、30秒〜1分で使える議長挨拶の短い例文をまとめました。
コピペしてそのまま読めば、安心して総会を進められます。
挨拶の型
議長挨拶は、選出への感謝と議事進行の協力依頼を短く伝えるだけで十分です。
基本の流れはこの3ステップです。
- 選出への感謝
例：「ただいま議長にご指名いただき、ありがとうございます」 - 職務を務める決意
例：「微力ではありますが、円滑に議事を進めてまいります」 - 議事進行への協力依頼
例：「どうぞ皆さまのご協力をお願いいたします」
この型を意識するだけで、30秒〜1分で自然な挨拶ができます。
誰が挨拶をするのか？
議長挨拶は、その場で選出された議長が務めるのが基本です。
ただし実際の自治会運営では、前もって役員の中からお願いしておくケースが多いです。
形式上は「ここで議長を選出します」と宣言してから承認を得ますが、裏では事前に調整してある場合がほとんど。
いきなり任されることは少ないので、安心して準備しておいて大丈夫です。
つまり、この記事の文例を前もって用意しておけば、当日も落ち着いて対応できます。
議長の挨拶テンプレート
ここでは、すぐに使える議長挨拶の文例を紹介します。
スマホにコピーして、そのまま読んでも安心です。
シンプル型（約150字／約20秒）
ただいまご指名をいただきました、議長の〇〇です。
皆さまのご協力をいただきながら、円滑に議事を進めてまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。
標準型（約250字／約45秒）
ただいまご指名をいただきました、議長の〇〇です。
本日の議事がスムーズに進行できるよう、努めてまいります。
ご出席の皆さまには、議案のご確認やご意見の際にはご協力をお願いいたします。
限られた時間ではありますが、建設的な意見交換の場にできればと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
フォーマル型（約320字／約55秒）
ただいまご指名をいただきました、議長の〇〇でございます。
会員の皆さまのご協力のもと、円滑かつ公正に議事を進行してまいりたいと存じます。
各議案につきましては、事前にお配りした資料をご参照のうえ、ご意見・ご質問をお寄せください。
限られた時間ではございますが、活発なご審議をお願い申し上げます。
どうぞ最後までよろしくお願いいたします。
親しみ型（約240字／約40秒）
皆さん、こんにちは。議長を務めます〇〇です。
少し緊張していますが、できるだけスムーズに進めていきたいと思います。
途中で分かりにくいところがあれば、遠慮なく声をかけてください。
皆さんと一緒に、いい総会にしていきましょう。どうぞよろしくお願いいたします。
小規模型（約180字／約30秒）
皆さん、こんにちは。今日はお集まりいただきありがとうございます。
私、議長を務めます〇〇です。
せっかくの機会ですので、ざっくばらんに意見を出し合いながら進めていきましょう。
それでは、よろしくお願いします。
書き方のポイント
- 短くまとめる
議長挨拶は30秒〜1分で十分です。長く話す必要はありません。 - 謙虚さを意識する
「微力ではありますが」「誠心誠意務めます」といった表現で、任された立場への謙虚さを伝えましょう。 - 協力をお願いする
議長は一人で進める役割ではないので、「皆さまのご協力をお願いします」とひと言添えると安心感が生まれます。 - 雰囲気に合わせる
フォーマルな総会では丁寧に、役員中心の小規模な場では親しみやすい表現にすると自然です。
ダメな挨拶パターン（反面教師に）
議長挨拶は短くシンプルで十分ですが、やってはいけない例もあります。
ここでは避けたい挨拶のパターンを紹介します。
① 長々と語ってしまう
「議長に選ばれたからには、この機会に自分の考えをしっかり述べさせていただきたいと思います…」
→ 議長挨拶は自己主張の場ではありません。長話になると参加者の集中力が切れてしまいます。
② 感謝を言わない
「それでは議事を進めます。」
→ 感謝のひと言がないと、事務的で冷たい印象になります。最低限「ご指名ありがとうございます」は伝えましょう。
③ 強すぎる表現
「私が責任をもって全てを決定します！」
→ 議長は進行役であり、決定権者ではありません。勘違いした発言は誤解や反発を招きます。
④ 不安を全面に出す
「人前で話すのは苦手で、自信がありませんが…」
→ 謙虚さは大切ですが、不安をそのまま口にすると場の空気が重くなります。自信がなくても前向きな言葉を選びましょう。
アレンジ例
議長挨拶は基本の型を押さえるだけで十分ですが、少し工夫すると地域や会の雰囲気に合ったものになります。
- 季節の一言を加える
例：「春のあたたかさを感じる中での開催となりましたが…」
例：「暑い中ご出席いただき、ありがとうございます」 - 対象を変えて感謝する
例：「役員の皆さまにご尽力いただき、心より感謝申し上げます」
例：「地域の皆さまのお力添えにより、この場が開けました」 - 表現をやわらかくする
例：「議長として…」→「司会進行役として…」と置き換えると親しみやすくなります。 - 行事とセットの場合
例：「清掃活動のあとですが、引き続き議事を進めさせていただきます」
例：「防災訓練のあとでお疲れのところですが、どうぞよろしくお願いします」
まとめ
議長挨拶は立派なスピーチではなく、短く・感謝を伝え・協力をお願いする だけで十分です。
押さえるべきポイントは3つ。
- 議長に選ばれたことへの感謝
- 謙虚に職務を務める決意
- 議事進行への協力依頼
30秒〜1分の挨拶で、会場の空気を和やかにしつつ議事をスムーズに始められます。
この記事の文例をそのまま使えば、安心して議長挨拶を務められますよ。
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以下の表は、自治会行事の挨拶を目的別にまとめています。
用途に合わせてご覧ください。