秋祭りの動画をYouTubeで共有したら、住民から
「何回も見ました」「孫と一緒に楽しみました!」と言われました。
正直、ここまで喜ばれるとは思っていませんでした。
ただ、良いことばかりではありません。
撮影の段取り、編集の手間、共有の仕方。やってみてわかった大変さもあります。
この記事では、わたしが自治会役員として祭りの動画を残した経緯と、やってみてどうだったかを正直にお伝えします。
「うちの自治会でもやってみようかな」と思う方にも、「やっぱり大変そうだからやめておこう」と判断する方にも、参考になれば嬉しいです。
なぜ祭りの動画を残そうと思ったのか
動画を残そうと思ったきっかけは、ある住民の声でした。
「祭りに行けなかったから様子が知りたい」
秋祭りは年に1回の大きなイベントです。
でも、仕事や体調、家庭の事情で参加できない方もいます。
写真は毎年撮っていましたが、「写真だと雰囲気がわからない」という声があったんですよね。
神輿の掛け声、太鼓の音、子どもたちの歓声。
祭りの空気感は、やっぱり動画じゃないと伝わらないなと思いました。
来年の引き継ぎ資料にもなる
もうひとつの理由は、引き継ぎです。
「去年の祭りはどんな流れだった?」
「神輿のルートは?」
毎年こういう質問が出るんですよね。
動画があれば、言葉で説明するより一目瞭然です。
やったこと|撮影から共有までの流れ
特別なことはしていません。やったことはシンプルです。
撮影は、役員と家族で手分けした
祭り当日、わたしは会長として神事に参加しなければならなかったので、
ずっとカメラを構えているわけにはいきませんでした。
なので、役員仲間と家族に「ここを撮っておいて」とお願いしました。
機材はスマホがメインです。
ビデオカメラやGoProも使いましたが、スマホだけでも十分撮れます。
ちなみにその時のスマホはiPhone13でした。
いい場面をつないで1本の動画に
撮影した素材を見返して、いい場面をピックアップ。
タイトルやトランジションなどを入れて、1本の動画(約30分)にまとめました。
編集ソフトはCapCutとPremiere Proを使いましたが、細かいやり方はここでは省略します。
大事なのは「素材を集めて、見やすくまとめる」というシンプルな作業です。
YouTubeの限定公開+LINEで配信
完成した動画は、YouTubeに「限定公開」でアップしました。
限定公開とは、URLを知っている人だけが見られる設定です。
一般の検索には出てこないので、住民だけに届けたいときに便利なんですよね。
動画のURLは、LINE回覧板で共有しました。
「リンクをタップするだけで見られますよ」と一言添えると、スマホに慣れていない方も安心して視聴できます。
住民の反応|予想以上に喜ばれた
共有した後、たくさんの声をいただきました。
「何回も見ました」
「孫と一緒に見ました」
「自分が映っていて嬉しかった」という声もありました。
正直、動画を作るのは手間がかかります。
でも、こういう声を聞くと「やって良かったな」と思えるんですよね。
参加できなかった人からの感謝
特に嬉しかったのは、祭りに来られなかった方からの反応です。
「動画で雰囲気が伝わってきた」
「来年は絶対参加したい」
そう言ってもらえると、動画を残した意味があったなと感じます。
翌年も「また撮ってください」と頼まれた
2023年に共有したら、2024年も「ぜひお願いします」と言われました。
一度やると「恒例」になります。
これは良い面でもあり、負担になる面でもあります。
なのでわたしは、任期が終わってからは一切やっていません。結構たいへんだったので。
正直に言う|大変だったこと
喜ばれた一方で、大変なこともありました。
これから検討する方のために、正直にお伝えします。
編集に時間がかかる
一番大変だったのは編集です。
撮影した素材を全部見直して、使う場面を選んで、並び替えて、テロップを入れる。
この作業だけで数時間かかりました。
「動画を撮ること」より「動画をまとめること」のほうが大変だと実感しましたね。
撮り逃しが発生する
複数人で撮影しても、「撮ったつもりが撮れていなかった」ということがありました。
- バッテリー切れで途中から撮れていなかった
- 容量不足で録画が止まっていた
- 担当者が別の仕事で離れてしまった
こうしたトラブルは、事前の確認である程度防げます。
でも、当日はバタバタするので、完璧にはいかないものです。
「恒例」になるとプレッシャーになる
一度やると「来年もお願いね」と言われます。
嬉しい反面、「毎年やらなきゃいけない」というプレッシャーにもなります。
続けるなら、最初から分担体制を作っておくことをおすすめします。
やってみて思うこと
2年続けてみて、思うことがあります。
動画は「記録」であり「贈り物」
動画は単なる記録ではありません。
祭りに参加した人にとっては思い出になり、参加できなかった人にとっては「おすそ分け」になります。
「見られなかったけど、動画で雰囲気がわかった」
そう言ってもらえると、作った甲斐があったなと思います。
無理のない範囲で続けることが大事
最初から完璧を目指す必要はありません。
スマホで撮って、いい場面だけつないで、LINEで共有する。
それだけでも十分喜ばれます。
大事なのは、無理なく続けられる形を作ることです。
わたしも撮影・編集を分担しながら、負担にならない範囲で続けています。
まとめ|「やってみようかな」と思ったら
秋祭りの動画をYouTubeで共有した経験をお伝えしました。
ポイントは3つです。
- 撮影は複数人で分担する(1人でやると大変)
- 編集は時間がかかる(ここが一番の山場)
- 共有はYouTube限定公開+LINEが手軽
正直、手間はかかります。
でも、住民から「ありがとう」と言われたとき、やって良かったと思えました。
「うちでもやってみようかな」と思った方は、まずスマホで撮ることから始めてみてください。
完璧じゃなくても、喜んでもらえますよ。
逆に「ちょっと大変そうだな」と思った方は、無理にやる必要はありません。
写真だけでも十分記録になりますし、他の役員に得意な人がいれば任せるのも手です。
同じように「祭りの記録をどうしよう」と悩んでいる方の、判断材料になれば嬉しいです。

