「クリーンキャンペーンで何を話せばいいのか分からない」
そんな悩みを持つ自治会長さんや役員さんは多いと思います。
清掃活動は短時間で進める行事だからこそ、挨拶も簡潔で分かりやすい言葉が大切です。
この記事では、開始や終了の挨拶、子どもや高齢者への声かけまで、すぐに使える文例をまとめました。
そのまま読んでもよし、少しアレンジして自分の言葉にしてもよし。
短くても気持ちが伝わる挨拶を準備しておけば、安心して活動を進められますよ。
クリーンキャンペーンの趣旨と挨拶の役割
クリーンキャンペーンは、地域のごみ拾いや草取りなどを通して、街をきれいに保つことを目的とした活動です。
環境美化だけでなく、住民同士の交流や子どもへの環境教育にもつながる大切な機会となります。
こうした場での挨拶には、大きく3つの役割があります。
- 開始の挨拶
活動の趣旨を伝えつつ、安全に取り組むよう呼びかけることが中心です。 - 終了の挨拶
参加者への感謝を伝え、地域のきれいになった成果を共有し、次回への意欲につなげます。 - 参加者・子どもへの声かけ
「無理をしない」「車や道に気をつける」といった安全面の注意を加えたり、子どもには「ありがとう」「よくがんばったね」と労いの言葉を伝えると効果的です。
挨拶は長々と話す必要はなく、30秒ほどで簡潔にまとめるのが理想です。
クリーンキャンペーン 開会挨拶文例
フォーマルな挨拶
パターン1
皆さま、本日は早朝よりクリーンキャンペーンにご参加いただき、誠にありがとうございます。
この活動は、地域を美しく保つだけでなく、住民の皆さま同士の交流の場にもなる大切な機会です。
本日は気温も上がる予報ですので、休憩や水分補給を忘れず、どうぞ安全第一でご協力をお願いいたします。
短い時間ではございますが、皆さまと力を合わせて、町をさらにきれいにしていきましょう。よろしくお願いいたします。
パターン2
皆さま、本日は地域の環境美化活動にご協力いただき、心より御礼申し上げます。
クリーンキャンペーンは、単にごみを拾うだけでなく、子どもたちに「町を大切にする心」を伝える貴重な場でもあります。
本日は地域一丸となって活動できますことを大変うれしく思います。
どうかケガや事故のないよう、近隣の方と声をかけ合いながら進めていただければ幸いです。
それでは、よろしくお願いいたします。
シンプルな挨拶
パターン1
本日はご参加ありがとうございます。
今日は短い時間ですが、皆さんと一緒に地域をきれいにしていきたいと思います。
無理をせず、安全第一で進めていきましょう。
パターン2
今日は朝早くからありがとうございます。
みんなの力が集まれば、町も見違えるほどきれいになります。
水分補給をしながら、体調に気をつけて取り組んでください。
パターン3
ご参加いただきありがとうございます。
今日は道路沿いや公園を中心に清掃を行います。
危ない場所には近づかず、声を掛け合って進めてください。よろしくお願いします。
パターン4
本日はお集まりいただきありがとうございます。
短時間ですが、町をきれいにするために、皆さまのお力をお借りしたいと思います。
ケガに気をつけながら、よろしくお願いします。
親しみのある挨拶
パターン1
おはようございます!今日は地域をピカピカにする日です。
ご近所さん同士でおしゃべりもしながら、楽しく進めていきましょう。
ケガのないように、休憩もしっかり取りながらお願いします。
パターン2
今日は皆さんに集まっていただき、とても心強いです。
せっかくの機会ですから、楽しみながら町をきれいにしましょう。
ゴミ袋がいっぱいになるのを楽しみにしながら、頑張りましょう!
パターン3
お集まりいただきありがとうございます!
子どもから大人まで、こうして一緒に活動できるのは本当にうれしいことです。
今日は「楽しく・安全に」を合言葉に、進めていきましょう。よろしくお願いします!
クリーンキャンペーン 終了挨拶文例
フォーマルな挨拶
パターン1
本日のクリーンキャンペーンにご参加いただき、誠にありがとうございました。
朝早くから子どもから高齢の方まで幅広い世代の皆さまにご協力いただき、地域が見違えるようにきれいになりました。
公園や道路もすっきりし、通学路も安全に通れるようになったことと思います。
今日の成果は、皆さま一人ひとりのご尽力のたまものです。心より感謝申し上げます。
今後もこうした活動を続けながら、住みよい町をみんなで守っていきましょう。本日は本当にありがとうございました。
パターン2
本日は暑い中、最後まで清掃活動にご参加いただきありがとうございました。
集められたごみ袋の数を見ても、どれだけ多くの方が力を合わせてくださったかがよく分かります。
地域をきれいに保つことは、防犯や防災の面でもとても大切なことです。
今日の活動を通じて、皆さまの団結力を改めて感じることができました。
今後とも、地域の安心・安全のためにご協力をお願い申し上げます。本当にお疲れさまでした。
シンプルな挨拶
パターン1
皆さん、本日は清掃活動にご協力いただきありがとうございました。
短い時間でしたが、集まったごみ袋を見れば、どれだけ町がきれいになったかが一目で分かります。
暑い中でも頑張ってくださったことに感謝いたします。
これからもみんなで協力して、気持ちよい町を守っていきましょう。
パターン2
お疲れさまでした!
皆さんのおかげで道路や公園がすっきりきれいになり、とても気持ちのいい環境になりました。
参加してくださった一人ひとりに、心から感謝いたします。
また次回も楽しく力を合わせて取り組みましょう。
パターン3
今日の活動、本当にお疲れさまでした。
ご近所の方と声を掛け合いながら取り組む姿を見て、とても温かい気持ちになりました。
このようなつながりが地域の力になると改めて感じました。
ご協力ありがとうございました。また今後ともよろしくお願いいたします。
パターン4
本日はありがとうございました。
子どもたちも最後までよく頑張ってくれて、本当に頼もしかったです。
世代を超えて一緒に町をきれいにできたことが、とても意味のあることだと思います。
今日の達成感を胸に、また次の活動でも皆さまのご協力をお願いできればと思います。
親しみのある挨拶
パターン1
皆さん、本当にお疲れさまでした!
こうしてみると、あっという間に町が見違えるほどきれいになりましたね。
みんなで力を合わせると、こんなに大きな成果が出るんだと実感しました。
今日の達成感を味わいながら、ゆっくり休んでください。ありがとうございました!
パターン2
ご協力ありがとうございました!
子どもも大人も一緒になって取り組んだおかげで、とても明るい雰囲気になったと思います。
ゴミ袋が山になっているのを見ると「やったな!」という気持ちになりますね。
また次回もみんなでワイワイと楽しく進めていきましょう!
パターン3
今日は本当にお疲れさまでした!
子どもたちが一生懸命ゴミを拾ってくれて、大人も負けていられないなと思いました。
おかげで町がすっきりして、歩くのが楽しみになるくらいきれいになりましたね。
今日はありがとうございました。また次も一緒にがんばりましょう!
子ども向けの声かけ専用例文
開始の声かけ
パターン1
みんな、今日は町をきれいにする日です。ゴミを拾ったり草をとったりして、気持ちのいい町にしていきましょう。
車や自転車に気をつけて、大人の人と一緒にがんばってね。
パターン2
今日は力を合わせて町をピカピカにします。ごみ袋にいっぱいになると達成感があるよ。
無理はしないで、見つけたゴミをちょっと拾うだけでも大きな力になります。みんなで楽しくがんばろう!
パターン3
おはようございます!みんなの手で町をきれいにできるのはとてもすばらしいことです。
先生やおうちの人と一緒に、安全に気をつけながらがんばってくださいね。
終了の声かけ
パターン1
今日はたくさん手伝ってくれて、本当にありがとう!
みんなが拾ってくれたおかげで、町がとてもきれいになりました。
「自分たちの町を大切にする気持ち」が大きな宝物です。
パターン2
お疲れさまでした!みんなががんばってくれたから、ごみ袋もいっぱいになって、とてもきれいになったよ。
今日の達成感を忘れずに、また次も一緒にがんばろうね。
パターン3
今日は本当にありがとう!
一人ひとりの力で町がピカピカになりました。
きれいになった道を歩くと気持ちいいね。みんなの力はすごいなと改めて感じました。
アレンジのコツ
- 季節の言葉を入れる
例:「秋風が心地よい中での清掃活動となりました」
季節感を一言添えるだけで、自然で温かみのある挨拶になります。 - 地域の特色を盛り込む
例:「〇〇川沿いの道も、皆さんのおかげでとてもきれいになりました」
実際に取り組んだ場所や成果を挙げると、参加者の満足感につながります。 - 安全への配慮を加える
例:「足元が滑りやすい場所もありますので、くれぐれも気をつけてください」
特に子どもや高齢者がいる場合は、一言添えるだけで安心感が増します。 - 感謝を具体的に伝える
例:「暑い中でも最後まで取り組んでくださった皆さまに心から感謝いたします」
「ありがとうございます」を少し具体化するだけで、気持ちが伝わりやすくなります。 - 自分の言葉を加える
定型文だけでなく、自分の気持ちや出来事を一言入れると、聞き手により自然に響きます。
例:「今日は子どもたちが一生懸命ごみを拾ってくれて、本当に頼もしく思いました」
ダメな挨拶パターン
- 長すぎる挨拶
例:「この地域の清掃活動の歴史を振り返りますと、昭和30年代から始まり…」 - 自分本位な内容
例:「今回の準備は私が中心となって進めまして、大変だったんですよ」 - ネガティブな表現
例:「参加者が少なくて残念ですが、とりあえず始めます」 - 専門的すぎる話
例:「環境統計のデータを見ますと、ゴミの発生量は前年比〇%減少しており…」 - 地域を軽んじる発言
例:「小さな町なので、やっても意味があるか分かりませんが…」
挨拶は、短くても「前向きな言葉」と「感謝」を基本にまとめるのが鉄則です。
まとめ
クリーンキャンペーンでの挨拶は、長く話す必要はなく「感謝・安全・地域美化」の3点を押さえるだけで十分です。
- 開始の挨拶では「活動の趣旨+安全への配慮」
- 終了の挨拶では「感謝+成果の共有」
- 子どもへの声かけでは「やさしく具体的に」
これを意識すれば、誰でも自然に挨拶ができます。
大切なのは「来てくれた人に感謝すること」と「町を一緒にきれいにする喜びを共有すること」。
形式にとらわれすぎず、自分の言葉を少し添えると、ぐっと温かい雰囲気になりますよ。